チーム史上初、池雪ジュニアストロングに勝利し入新井春季トーナメント決勝進出決定!

 入新井連盟の第23回春季トーナメント準決勝は、先日の全日本学童東京都大会で東京都1300チームの頂点に立った強豪の池雪ジュニアストロングさんとの対戦です。

 子供たちは胸を借りるつもりで、みんなどんなメンバーで来るのかな?と楽しみにしていましたが、ダブルヘッダーの二試合目だったのか、ほか試合が重なったのか?全国大会への調整に入っているのか?低学年への経験を重視したのか?池雪さんのチーム事情により、相手は5年生のBチームでした(苦笑)。

 子供達、ベンチコーチ陣含め少し拍子抜けとなりましたが、相手チームは関係なく自分たちのパフォーマンスをグラウンドで100%表現することを心掛け、ラッキーボーイで気合を入れ試合にのぞみます!

 1回表、ピッチャー:リュウセイ、キャッチャー:アラタ、ファースト:トモヤ、セカンド:ユウマ、サード:ソウタ、セカンド:イッサ、レフト:オウスケ、センター:リュウタ、ライト:ルイ。キャッチャーのアラタが、用事があるにも関わらず急きょ試合に残ってくれる事になり、扇の要であるアラタと加藤ヘッドが相談して決めたオール6年生のスターティングメンバーです。

 先頭バッターをフォアボールで出塁を許すも、2塁への盗塁をアラタが矢のような送球でタッチアウトとし1アウトランナー無し。このプレーはただの1アウトではなく、結果的に池雪さんは試合を通じて盗塁のサインが非常に少なくなり、ゲームの結果を左右するビックプレーとなりました。続くバッターを見逃し三振とサードゴロに切って取り、リュウセイ上々の滑り出しとなります。

 1回裏、先頭のイッサが見逃し三振、二番ソウタがサードゴロ、三番アラタが粘ってフォアボールを選び、つかさず盗塁を決めツーアウト2塁で先制のチャンスを作るも、四番オウスケが空振り三振でスリーアウトチェンジ。

 2回表、先頭バッターのセカンドゴロを公式戦初めてセカンドでスタメンとなったユウマが無難にさばき1アウト、続くバッターにレフトへクリーンヒットを打たれ、パスボールで1アウト2塁のピンチを迎えるも、ショートフライと、続くバッターのセンターへ抜けるようなセカンドゴロをユウマが見事なフィールディングでアウトとし、この回も0点で抑えます。

 ピンチを抑え中コンに流れがきはじめた2回裏、先頭トモヤが追い込まれるもフォアボールを選び、相手バッテリーエラーとリュウタの見事な送りバントで1アウト3塁、先制のチャンスを作ると、相手ピッチャーのボークで労せずして1点先制!続くリュウセイ、ルイが連続空振り三振でスリーアウトチェンジ。

 リードして迎えた3回表、先頭バッターがライト前ヒット、続くサードゴロの間にランナー進塁し1アウト2塁のピンチ。バッテリーエラーでランナー三塁へ進塁を許すと、続くバッターにもフォアボールを与え1アウト1、3塁とピンチ拡大。リュウセイ粘りのピッチング続くも、ピッチャーゴロを弾いて内野安打となり1点を返されます。1アウト1、2塁とピンチは続くも、続く打者のサードゴロを取ったソウタが落ち着いて三塁ベースを踏みツーアウト。しかし相手は強豪池雪、試合巧者ぶりを発揮し、ここでダブルスチールで2、3塁、1本出ると一気に逆転を許す場面、苦しい状況でしたが、リュウセイ渾身の外角高めストレートで見事空振り三振を奪い、最少失点で切り抜けました。

 同点でとどめ、まだまだ流れは中コンにある3回裏、先頭ユウマはサードゴロで倒れるも、続く一番イッサがフォアボールを選び2盗を決め1アウト2塁のチャンス、二番ソウタはファーストフライに倒れチャンスはついえたかに思えたが、三番アラタが冷静にフォアボールを選び、続く四番オウスケの初級にダブルスチールを決めツーアウトながら2、3塁、一打勝ち越しのチャンス、ツーストライクに追い込まれながらも、オウスケ気持ちで持って行ったライト前ヒットでアラタも一気に生還し3対1と勝ち越しに成功!続くトモヤがフォアボールを選び、初球2塁へ盗塁すると、キャッチャーがセカンド送球する間に3塁ランナーのオウスケが生還し追加点!続くリュウタのフォアボールで1、2塁とチャンス続くも、リュウセイ空振り三振でチェンジ。とは言え、同点に追いつかれた直後に4対1と3点リードできたのは、この後の試合展開を考えても、非常に大きい追加点となりました。

 4回表、先頭バッター空振り三振もアラタ後逸し、振り逃げされそうになるも、素早く冷静にファーストへ送球し1アウト、先頭打者を抑えたのは非常に大きい。続くバッターをフォアボールで出塁させ、パスボールでランナー2塁へ進塁。しかし、続くバッターを空振り三振とピッチャーゴロに打ち取り無失点でチェンジ。点を取ったあと、相手にもチャンスが生まれるところ、0点に抑え試合を落ち着かせたのは大きかった。

 4回裏、先頭は前の回からセカンドの守備についていたユウキ、相手二番手の左ピッチャーの替わりばな、コントロールに苦しんでいるところ冷静にフォアボールを選び出塁、続くユウマに替わって代打のケイシンがデットボールでノーアウト1、2塁、5年生の二人が作ってくれたチャンス、一番に戻ってイッサ、セオリー通り送りバントでランナー進塁を試みるも、ストライクバントがファールでカウント追い込まれると、つづく外角のボールに空振り三振。嫌な流れが漂いましたが、続くソウタがレフト前ヒットでチャンス拡大、1アウト満塁で三番アラタを迎えます。

 今まで幾度となくチームを勝利へ導いた一打を打ってきたアラタ、ご家庭のご事情でみんなと一緒に野球ができるのは、あと数試合かな? 観ているコーチ、いや応援に来ていたお母さん、お父さん達みんなが打って欲しいと心の底から願っていたと思います。1ボール1ストライクからの3球目、外角低めのストレートを火の出るようなライナーでレフト前へ2点タイムリーツーベースを放ちます。鉄塔で観ていたコーチは、ホント胸が熱くなりました。

 続くオウスケ粘ってフォアボールを選び再び1アウト満塁、相手はエースナンバーへピッチャー交代。流れを変えようとするも、五番トモヤが1ストライクから外角低めのストレートを逆らわずにセンターへ運び、走者一掃のタイムリースリーベースヒットで追加点。六番リュウセイも、上手く外野へ運んだものの、ライトフライでスリーアウトチェンジ。この回一挙5点のビックイニングとなります!

 スコアは9対1、「5回7点差でコールド勝ち」となるルールがあるため、意識するなといっても、みんな嫌でも意識してしまう5回表の守備、先頭バッターをフォアボールで出塁させ、少し嫌な空気が漂うも、続くバッターのショートゴロをセカンドでフォースアウト。この回途中、ユウキの鼻血で急きょ守備で出たセカンドのレンも落ち着いて対応。続くバッターはピッチャーフライ、リュウセイ最後までとても試合に集中していてナイスフィールディング。

 ツーアウトからセンターオーバーのタイムリースリーベースを打たれ1失点したのはご愛敬。最後は、これまた4年生のレンが華麗にセカンドゴロをさばいてゲームセット!

 相手は5年生以下のBチーム、結果的には勝って当然の試合だったのかもしれませんが、中央コンドルズ史上はじめて公式戦で、池雪ジュニアストロングさんに勝利することができました。子供たちは「勝った気がしない」って・・・、そりゃあそういう気持ちになるのも分らんでも無い。しかしながら、トーナメント準決勝の「勝ち」は「価値」、本当にチームメイトみんなで勝ち取った立派な勝利だったと思います。

 ベンチで指揮を執った加藤ヘッド、事あるごとに子供達へ声をかけ続けてくださった佐藤監督、中村コーチ、野村コーチ、森山コーチ、熊田コーチ、また炎天下のなか、子供達が体調を崩さないように、冷たいタオルや飲み物などを準備し支えてくれたお母さん方、そして最後に、急きょこの試合へ参加することを決めてくれたアラタとご両親に感謝感謝です。

 決勝戦の対戦相手はまだ決まっていませんが、ここまで来たら絶対に優勝して、新たな歴史を刻みましょう。そして、またみんなでスタミナ太郎で祝勝会を開きましょう! その日が来ることをコーチ、楽しみにしてます(苦笑)。